キーワード・用語集【ブラスフェマス2】

ブラスフェマス2 まとめ 考察

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このページではBlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)の関連「用語」(固有名詞やキーワード)について、名称の「あいうえお順」でまとめています。ゲーム中に意味のわからない言葉が登場したときは、是非本記事も参考にしてゲームや世界観への理解を深めていただければ幸いです。

朽ち果てた「三語の結び」の前に立つ悔悟者

あ行

【アフィラオル】

ブラスフェマス2に登場するボスエネミー。「母の聖なる御許」のボス。

【アヌンシアダ】

ブラスフェマス2に登場するキャラクター。聖なる雰囲気の女性で、「天高き山脈」から悔悟者を導くために降り立った。本作のガイドNPCのような役割(前作におけるデオグラシアスと類似)。

【祈詞(いのりことば)】

ブラスフェマス2における魔法。「熱情」ゲージを消費して発動する。

ゲージ消費量が少なくコンパクトに発動できる「詩節」と、ゲージ消費量は多いが強力な効果を発揮する「聖歌」の2種類に分けられる。

【ヴェレディクト】

ブラスフェマス2において、悔悟者が用いる3種の武器のうちのひとつ。「戦闘香炉」と称されるゲームオリジナルの武器で、鉄杖鎖の先に付いた巨大な香炉を振り回し、敵にぶつけることで攻撃する。香炉は宗教的儀式などで香を焚くために用いる器具。ヴェレディクトも「信仰の炎」を燃え上がらせることができ、聖なる炎でもって悪しき魂を粉砕する。

「ヴェレディクト」(veredicto)は、裁判において有罪・無罪を言い渡す「評決」という意味。ヴェレディクトによる攻撃は、クヴストディアで奇蹟に苦しむ罪人への、強烈かつ痛烈な判決といったところだろう。

(関連語)…「サルミエント&センテラ」、「ルエゴ・エル・アルバ」

【エヴィテルノ】

ブラスフェマス2に登場するボスエネミー。「真紅の雨」のボス。緑の鎧に身を包んだ長白髪で痩身の老人。周囲には王冠やマントを携えた小さな天使たちが傅き、右手には常に杭が突き刺さっている。

天空の心臓を守護するために「奇蹟」により召喚された信心会のリーダー的存在。ゲームオープニングでクリサンタを打倒して死に至らしめている。「罪人の父祖」の異名を持ち、原初の悔悟者として「奇蹟」により「永遠に待ち続ける贖罪」を授けられた。

【オドン】

ブラスフェマス2に登場するボスエネミー。「沈みし大聖堂」のボス。

【オロスピナ】

ブラスフェマス2に登場するボスエネミー。「刺繍の館」のボス。

か行

【悔悟者(かいごしゃ)】

ブラスフェマス2の主人公(プレイヤーキャラクター)。「黙する者の安息地」で棺から蘇り、「奇蹟」が生み出した天空の心臓からの生誕を止めるため、贖罪の巡礼を開始する。

前作ブラスフェマスでも主人公として「奇蹟」と戦った。

【悔恨の聖遺物(かいこんのせいいぶつ)】

ブラスフェマス2において、悔悟者の移動性能を向上させる「能力」。

【形見(かたみ)】

死んだ人や分かれた人を思い出すための品。故人を偲ぶ遺品など。

ブラスフェマス2では、メインストーリーやサブクエストを進行すると、一部のキャラクターの「形見」を入手することができる。「形見」を「モンタネス」(またはヴェネラダ)に渡すことで、対応する「彫像」を作成してくれる。遺された形見から作られた彫像が、悔悟者の巡礼の助けとなってくれるだろう。

【祈詞(きし)】

⇨「祈詞(いのりことば)」に同じ

【奇蹟(きせき)】

人々の信仰心や罪悪感を糧として、発生する超常の現象。ブラスフェマスの世界の根幹となる概念。「奇蹟」は必ずしも人々にとって望ましい結果をもたらさない。「災厄なりし奇蹟」と称されるように、人々を異形に変じさせ、苦しめ苛むことが当たり前となっている。気まぐれなる「奇蹟」を人々は畏れ、同時に信仰し敬うのがクヴストディアの世界なのである。

前作ブラスフェマスでは、真エンディングにおいて「奇蹟」を行使していた上位存在「天の意思」を悔悟者が打倒、最大の冒涜を成し遂げていた。

本作では、限りなくその力を弱めた「奇蹟」が、天空に巨大な「心臓」を生み出したところから開始される。「奇蹟」の狙いは、その心臓から自らの象徴となる「信仰の化身」を誕生させて、人々の信仰心を集約し、力を取り戻すことであった。「生誕」を止めることこそ、悔悟者の本作の目的である。

【祈祷台(きとうだい)】

ブラスフェマス2におけるセーブポイント。跪くことでゲーム進行状況を保存し、悔悟者の体力ゲージを回復させることができる。特定のサブクエストを進行すると、熱情を回復できたり、祈祷台と祈祷台の間をワープ(ファストトラベル)することも可能となる。

名前の通り、祈るために跪くための台座。ブラスフェマスの祈祷台は、多くの人々が土台となって壮麗な教会を支えるようなデザインをしている。

【共鳴(きょうめい)】

「寵愛の背障」システムで、特定の組み合わせの「彫像」2つを装備することで発動する強化効果。あるグループ内の彫像から2つを選べば発動する「基本共鳴」と、決められた2種の彫像の組み合わせによってしか発動しない「特殊共鳴」が存在する。

【クヴストディア】

ブラスフェマス、ブラスフェマス2の世界の名称。CVSTODIA。中世キリスト教的モチーフが散りばめられた世界観で、「奇蹟」による罪悪感の具現化により異形に変じ、苦しみ苛まれた人々が信仰を拠り所に生きている。

ブラスフェマスアートブックによると、「Cvstodia」という名称はスペイン語の「custodia」(守護者、護衛)に由来している。スペイン古語の用法にあわせ、「u」を「v」に置き換えている。

【クリサンタ】

ブラスフェマス2に登場するキャラクター。金の鎧と緑のマントに身を包み、深紅の剣を携えた長身の女性。頭部のカピロテ型の兜は、仮面の両目の部分を手で覆い隠したような意匠となっている。

本作では、オープニングムービー時点で信心会のリーダー・エヴィテルノとの戦いに敗れ、自刃して死亡する。※この時の剣は、「最後の冒涜者 エヴィテルノ」戦でエヴィテルノがクリサンタの遺体から引き抜いて武器として使ってくる。

「最後の冒涜者 エヴィテルノ」戦をクリアすると、彼女の遺体から「クリサンタの形見」を取得でき、それをモンタネス(ヴェネラダ)に渡すことで「クリサンタ」の彫像を入手できる。アイテムの伝承では、クリサンタが生前に信心会の罪人たちと戦いを繰り広げていたこと、奇蹟から比類ない力を得ていたエヴィテルノには敵わなかったこと、自らの死を悟ってなお鉄の信仰に殉じたことなどが語られている。

前作ブラスフェマスでも重要キャラクターとして登場。「聖下エスクリバー」麾下の聖別軍のリーダーで、悔悟者が属していた「黙する悲哀の兄弟団」を壊滅させた。ラスボス直前で悔悟者の前に立ちふさがる強大なボスであり、ルートによっては、最終的に悔悟者とともに「奇蹟」を滅ぼす道を選んだ。

さ行

【サグラリオ】

ブラスフェマス2に登場するNPC。「ロザリオの結び目の聖女」。「ロザリオの結び目」を渡すことで、「ロザリオの珠」の装備枠を拡張してくれる。

【サルミエント&センテラ】

ブラスフェマス2において、悔悟者が用いる3種の武器のうちのひとつ。レイピアとダガーを組み合わせた双剣。この武器を携えた悔悟者は「ラ・ヴェルダデラ・デストレーサ」という剣術を用い、凄まじいスピードで敵を切り裂く。

サルミエントは「蔓」という意味で、レイピアの意匠にもぶどうの蔓が用いられている。ぶどうの木は生命の樹木として、キリスト教美術でも度々用いられるモチーフ。

センテラは「雷光」という意味。サルミエント&センテラで敵に攻撃を当て続けるとゲージが溜まり、攻撃時に電撃を放つようになる。タイミングよく敵の攻撃をガードしたり、ステージギミックである「鏡」を攻撃した際には、悔悟者が雷の閃光のように移動する。

(関連語)…「ヴェレディクト」、「ルエゴ・エル・アルバ」

【四使節(ししせつ)】

ブラスフェマス2の「彫像」で、エンディング分岐条件に必要となる4つの彫像。

「グレガル」、「レベッチェ」、「ハロック」、「シエルゾ」。

【詩節(しせつ)】

ブラスフェマス2の「祈詞」のうち、小規模で簡易的な魔法。熱情ゲージの消費が少なめで、コンパクトに発動できる。

【殉教の印章(じゅんきょうのいんしょう)】

ブラスフェマス2で、ボスエネミーなどを倒すと入手できるシンボルマーク。消費することで武器の性能や「寵愛の背障」の装備枠を拡張することができる。

【信仰の化身(しんこうのけしん)】

ブラスフェマス2におけるラスボス。天空の心臓から生誕した巨人。頭の後ろには光輪が煌めき、むき出しの巨大な心臓を胸の前に抱えている。

【信心会(しんじんかい)】

カトリック教会において、特定の聖人・聖母を信仰対象とした信徒団体。

ブラスフェマス2においては、悔悟者の前に立ちはだかるボスエネミーが、それぞれの信心会に属している。「繍匠の信心会」(オロスピナ)。「清廉なる肉体の信心会」(レスメス)。「終わりなき祈願の信心会」(ベネディクタ)。「塩の信心会」(オドン)。

【聖歌(せいか)】

ブラスフェマス2の「祈詞」のうち、大規模で強力な魔法。熱情ゲージの消費は膨大だが、その分ボス戦の攻略成否を左右するほどの性能を有するものもある。

入手できる聖歌の名称には、「シギリージャ」や「ティエント」など音楽・歌のジャンルが用いられている。

た行

【寵愛の背障(ちょうあいのはいしょう)】

ブラスフェマス2において、「彫像」を装備することが悔悟者の性能を強化することができるシステム。「聖彫刻家 モンタネス」の工房で装備の付け替えや装備枠の拡張が可能。

「背障」とは、祭壇の背後・裏側にある衝立や装飾のこと。絵が描かれたり、彫像が配置されたりする。

【彫像(ちょうぞう)】

ブラスフェマス2において、「寵愛の背障」に装備することで悔悟者の性能を強化することができるアイテム。「聖彫刻家 モンタネス」の工房で装備の付け替えが可能。また、「形見」を渡すことで対応する彫像を制作してもらえる。

ブラスフェマス本作や前作に登場したキャラクターを象った彫像がいくつか存在する。

【デオグラシアス】

ブラスフェマス2に登場するキャラクター。「黙する者の安息地」で悔悟者の棺を抱えたまま石化している大男。物語開始時点では故人となっている。

前作ブラスフェマスでは、「奇蹟」の御業の語り手として、悔悟者の巡礼の目的地を指し示す役割を果たしていたガイドNPC。

【転移の門(てんいのもん)】

ブラスフェマス2におけるファストトラベル(マップ間のワープ)のためのポータル。

【伝承】

ブラスフェマスで入手したアイテム個別に付記されているフレーバーテキスト(彫像、祈詞、ロザリオの珠にも付随している)。ストーリー進行時には語られなかった物語の背景などが、大量のテキストで記述されている。ブラスフェマスの世界・物語への理解を深め、より楽しむために一読するのがおすすめだ。

な行

【熱情(ねつじょう)】

「祈詞」や一部の武器スキル発動時に消費するゲージ。敵を武器で攻撃することでチャージが可能。また、一部のサブクエストを進行することで、祈祷台で跪く際に回復できるようになる。

「熱烈なる口付け」のアイテムを「ベサマノス」に渡すことで、熱情ゲージの上限を上げてくれる。

は行

【母の聖なる御許】(ははのせいなるみもと)

ブラスフェマス2のエリア。

【ブラスフェマス】

本作およびシリーズ作品のタイトル。Blasphemous。神や聖なるものに対する「冒涜」を意味する。ブラスフェマスは聖性の具現化である「奇蹟」を滅ぼすための巡礼・贖罪の物語。

【ベサマノス】

「葬儀の街路」で、教区民たちから口付けを受ける巨大な手。祝福を授けるためと称し、悔悟者に自らへの拝跪を求めてくる。拝跪を拒否するか否かにかかわらず、「熱烈なる口付け」のアイテムを渡すことで悔悟者の熱情ゲージの上限を増やしてくれる。

正式な名称は「熱烈なる口付けの聖手」。「Besamanos」とは手への口付け、特に教皇や貴族など高位の人物に敬意・敬愛を示すために彼らの指輪などに口付けする行為。

【ベネディクタ】

ブラスフェマス2に登場するボスエネミー。「蜃気楼の聖塔」のボス。

ま行

【「目撃者」(もくげきしゃ)】

ブラスフェマス2に登場するキャラクター。「五鳩の礼拝堂」の棺に安置された遺体、そして礼拝堂が反転した異空間で悔悟者に語りかけてくる霊魂。

【モンタネス】

ブラスフェマス2に登場するキャラクター。「聖なる御名の街」で「聖彫刻家」を生業としている盲目の老人。

や行


ら行

【ラダメス】

ブラスフェマス2に登場するボスエネミー。「埋葬されし聖堂」のボス。

【レスメス】

ブラスフェマス2に登場するボスエネミー。「連塔の冠」のボス。

【ロザリオ】

ブラスフェマス2で、「ロザリオの珠」を装備することで悔悟者の性能を強化できるシステム。

「捨てられしロザリオの結び目」を「サグラリオ」に渡すことで、装備枠を拡張することができる。

【ルエゴ・エル・アルバ】

ブラスフェマス2において、悔悟者が用いる3種の武器のうちのひとつ。半月型の刀身をもった大剣。自らの体力ゲージの減少と引き換えに敵へのダメージを上昇させる「血の契約」モードに移行できる。攻撃とガードのバランスが良く、使用感が前作の「懺悔の剣」と最も近い。

「ルエゴ・エル・アルバ」(Ruego Al Alba)はスペイン語で「夜明けへの祈り」という意味。長い贖罪と巡礼の夜を越えて、救済の夜明けへと到れるかは、悔悟者にかかっている。

関連:「ヴェレディクト」、「サルミエント&センテラ」

わ行


A〜Z

【EXEMPLARIS EXCOMVNICATIONIS】

エクセンプラリス・エクスコムブニカシオンス。ラテン語の直訳で「破門の実例」。

ブラスフェマスにおいては、悔悟者の体力ゲージが尽き、いわゆる「ゲームオーバー」となった際に、この一節が画面に真っ赤な文字で表示される。

中世キリスト教においては、「破門」は信者に与えられる最大の罰であった。信仰世界における追放は「死」にも等しい罰であるため、悔悟者の「死」を「破門」になぞらえて表現しているのだろう(「これが破門の実例である」、という仰々しい赤字の警告であるともとらえられる)。

【REQUIEM ÆTERNAM】

レクイエム・エタルナム。ラテン語で「永遠の安息を」という意味。

ブラスフェマスにおいては、ボスエネミーを倒した際に、鐘の音とともにこの一節が画面に表示される。

ブラスフェマス2におけるボスは、そのほとんどが罪人であり、「奇蹟」によって怪物として蘇らされた者たちである。悔悟者が彼らを打倒するのは、ボスエネミーの命を奪う行為ではあるが、それは同時に彼らの贖罪を「終わらせる」行為でもある。罪悪に苛まれる長く苦しい巡礼を終え、「夢の向こう岸」へと渡る彼らへ贈る祈りの詞なのだろう。


それはいつかまた、夢の向こう岸で…



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