キャラ解説09_コビヤダの長【ブラスフェマス2】

キャラクター ブラスフェマス2 解説 元ネタ 考察

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BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)のキャラクターNPC「コビヤダの長」の解説ページです。登場マップや元ネタを掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。

ブラスフェマス2のNPCコビヤダの長
「姉妹たちを……見つけてください……」

キャラクター名

コビヤダの長
LADY OF THE COBIJO

概要

聖なる御名の街の薄暗い一室に佇む、長身かつ一つ目の異形。悔悟者が話しかけると「姉妹たちを見つけてください」と頼んできます。彼女と似た容姿の「コビヤダの姉妹」たちは、エリア内の「隠し部屋」のなかに囚われています。隠し部屋の入口は一見すると壁と見分けがつかないので、武器攻撃で開放する必要があります。

姉妹たちを一定数発見してコビヤダの長に「償いの涙」を捧げることで、セーブポイントである「祈祷台」の性能が向上するというメリットがあります。

姉妹たちの場所や攻略方法は、下記の「サブクエスト06_「コビヤダの姉妹」(姉妹たちの探索)」記事を参考にしていただければ幸いです。

サブクエストを最後までクリアすると、コビヤダの長の姿をかたどった彫像「コビヤダの長」を入手可能となります。

コビヤダの長の彫像【ブラスフェマス2】
コビヤダの長の彫像

装備時の効果は、悔悟者の「体力が継続回復する」ようになるというものです。回復速度は非常に遅いものですが、胆汁のフラスコ瓶や祈祷台でのセーブ以外に体力を回復しうる貴重な手段の一つとなっています。フラスコ瓶の中身を使い切り、祈祷台へもすぐには戻れないといった状況では、あらかじめ「コビヤダの長」の彫像を装備しておけば、雑魚エネミーの移動・攻撃範囲から離れた地点でしばらく待機することで態勢を立て直すことができるかもしれません。

ちなみに、コビヤダの姉妹たちは皆似た容姿をしていますが、後述する元ネタからするとそれは共通の衣装スタイルである可能性が高いです。「姉妹」と形容しているのも、彼女たちに血縁関係があるというよりは、修道女たちが同胞を「姉妹たち」(Sister, Hermana)と互いによびあうことに倣っているからではないでしょうか。その場合「コビヤダの長」は、長姉というよりは、「コビヤダ」という何らかの信仰信条を共有し、同型の衣装を身にまとう集団のリーダー的存在であることが確実であるように思われます。

元ネタ解説・考察

『ブラスフェマス2・アートブック』によると、コビヤダの長と姉妹たちは、スペイン・アンダルシア州カディス県のベヘール・デ・ラ・フロンテーラという地域の、かつての文化的衣装スタイル「コビヤダ(コビハダ)」(Cobijada)をインスピレーション源としています。

「コビヤダ(コビハダ)」(Cobijada)は、厚手のチュニックと、左目を除く顔全体をベールのように覆う一種の黒いショールで構成された黒い服を着用するという女性たちの服装スタイルです。

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ベヘル・デ・ラ・フロンテーラの「コビヤダ」の像

このスタイルは16-17世紀のカスティーリャ起源と言われており、1930年以降、スペイン内戦の影響でいちどは散逸した文化となりましたが、1970年以降の復興運動を経て現在は地元の祝賀行事でもよく見られる衣装だとか。イスラム教文化圏では、女性がみだりに肌を見せてはならないという文化から、ベールやブルカなどで顔を覆い隠すという文化がありますが、コビヤダはそれらと直接的な関係はなく、単に伝統的なファッションとして体全体を覆うスタイルになっているという意味合いが強いようです。

また、コビヤダ(コビハダ)(Cobijada)という名称は、スペイン語の「cobijar」(覆う、保護するの意)に由来しています。コビヤダの姉妹たちは、それぞれがローブのような衣装に身を包んでいるだけでなく、隠し部屋の中に「保護」されてもいるので、いわば二重のヴェールに覆われた存在としてデザインされているのでしょう。

コビヤダの姉妹たちがクヴストディアの各地に散り散りになっているのも、このコビヤダの衣装スタイルがスペイン内戦で散逸し、一度は文化として失われかけたこととリンクしているのかもしれません。災厄なりし奇蹟が苦痛を蔓延させたクヴストディアにおいて、コビヤダの彼女たちは生き延びるために隠し空間へと避難した――しかし、悔悟者の復活を目の当たりにしたコビヤダの長は、奇蹟の対向者である悔悟者の巡礼に伴って正常に回復していく信仰にあわせて、ふたたびの姉妹たちの集結を意図・希望していたように思えます。

コビヤダの姉妹たちのサブクエストを最後まで完了すると入手できる「コビヤダの長」の彫像の伝承テキストには、コビヤダの長が姉妹たちを各地へと送り出す激励の言葉が刻まれています。この言葉が紡がれたのは、果たして奇蹟が歪み、災厄と苦痛を撒き散らした際にいちど各地へと散らばるように命じた際のこと(すなわち、ブラスフェマス2の前日譚・過去にあたる時点)なのでしょうか。それとも、悔悟者の助けを経て、姉妹たちが集結したあとで、あらためて彼女たち本来の信仰の探求を開始するための、未来に向けられた言葉なのでしょうか?

「旅路は遠く、果てしなく――」というコビヤダの長の言葉に耳を傾けると、彼女たちの巡礼や信仰は悔悟者のそれと同じく未だ途上であり、この先の姉妹たちも空間的・時間的・精神的にも一つ所にはとどまらない、いずれ遠くへと旅立つに違いないと思わせる、予感めいた響きがあります。サブクエストを通して、白黒のヴェールに包まれた彼女たちを見つけたとて、彼女たちの正体は見つけることはできませんでしたが、その謎めいた雰囲気とキャラクター造形が、近づきがたいからこそ人を惹きつける、あるいは隠されているからこそ暴きたくなる「魅力」の矛盾した本質を我々に見つけさせてくれたのかもしれません。

登場マップ

関連イベント

それではいつかまた、夢の向こう岸で……

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