BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)のキャラクターNPC「カスチュラとトリフォン」の解説ページです。登場マップや元ネタを掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。
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「あんたがずっと隠し続けている秘密を 絶対に見つけてやるんだから」 |
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「無関心を取り繕った表情で わしを騙そうとしないでおくれ」 |
キャラクター名
カスチュラとトリフォン
概要
「刺繍の館」の一室で食卓机を囲む姉カスチュラと弟トリフォンの老姉弟です。
この2人の部屋は奇蹟の影響か異常な時空間となっています。悔悟者が右の入口から部屋に入るとカスチュラは生きているがトリフォンが朽ち果てており、反対の左側から入るとトリフォンが生きている代わりにカスチュラが亡骸となっているのです。
姉弟のサブクエストは、二人が求めるクエストアイテムを取得し、そのどちらかを渡すことで進行する形式となっています。なお、渡さなかった方のルートで取得できるアイテムは、「カストのショップ」で償いの涙と交換することが可能です。
サブクエストの詳細は、下記の「サブクエスト07_「カスチュラとトリフォン」(館の老姉弟)」の記事もぜひご覧ください。
元ネタ
Team17公式Youtubeの開発日誌「Blasphemous II · EP10: "Tales from Cvstodia” | Dev Diaries」および『ブラスフェマス2・アートブック』によると、カスチュラとトリフォン姉弟のインスピレーション元はフランシスコ・デ・ゴヤの『食事をする二老人』(Dos viejos comiendo sopa )とのことです。
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フランシスコ・デ・ゴヤ《食事をする二老人》1819-1823年 |
この絵はゴヤが晩年に自宅の壁に描いた「黒い絵」と呼称される絵画の一つです。作者からモデルなどが言及されているわけではなく、二人の老人の関係性や、その表情の意味することについては、見るものの解釈に委ねられている作品と言えるでしょう。
スプーンを使ってスープを啜っているのは、ゲーム内のカスチュラとトリフォン姉弟にも共通しています。
また、この絵画の老人の片方は、死体・骸骨と見紛うほど恐ろしい表情で描かれています。ゲーム内のカスチュラとトリフォンが常にどちらか一方は死体となっているのも、この絵の不気味さからインスピレーションを受けたのでしょう。
二人の老人の関係性を、老境に入り互いを信用できず、相手の生と死という現実すら直視できなくなってしまった姉弟の悲しみの一シーンとして広げたのは非常に興味深く、ブラスフェマス2の開発スタッフの手腕が光っていると言えるのではないでしょうか。
ぜひ皆さんも2人のサブクエストをプレイして、不気味でありながら悲しい雰囲気を、供されたスープを啜るように味わってみてください。
登場マップ
関連イベント
それではいつかまた、夢の向こう岸で……
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