このページではBlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)のマップ「聖なる御名の街」の解説をしています。ぜひ攻略の参考にしてください。また、エリアデザインの元ネタであるデヴィッド・ロバーツの絵画・版画作品についても紹介しています。
【マップ解説】
聖なる御名の街(せいなるみなのまち)
CIUDAD DEL SANTO NOMBRE
【簡易ガイドマップ】
※画像は最終的な内容であり、ゲーム進行状況によって探索域は制限される場合があります。
※番号はゲーム進行順とは関係がありません。
※「殉教の印章」と「償いの涙」は省略されています。
※()内は取得・出現・進行に必要なアイテム等。
【概要】
石塔の峡谷を抜けた先に位置する静謐な小都市。BlasphemousⅡにおいて、悔悟者の実質的な拠点となるエリアだ。序盤のムービーで三体の巨大像に持ち上げられた教会堂のお膝元であり、クヴストディアで通常の生活を送っている人々が見れるのはここだけ。
雑魚エネミーは登場せず、悔悟者の巡礼をサポートしてくれるNPCたちが配置されている。悔悟者の性能を強化できる寵愛の背障システムを担当する聖彫刻家モンタネスや、死亡時に蓄積する罪過を解消してくれる聴罪師などが、悔悟者の巡礼の旅路を長く支えてくれるだろう。
悔恨の奈落で拾得できる聖歌「帰港のミラブラス」を詠唱すれば、どこからでもこの街に戻ることができる。特に、コビヤダの姉妹たちの探索イベントを進めて祈祷台間のファストトラベルを解放するまでは、安全にクヴストディアを移動する数少ない方法の一つだ。探索や攻略に行き詰まったときは、いつでも戻ってきてこの街で態勢を整えよう。
元ネタ解説・考察
「御名」(みな)という語はキリスト教において、「神」の名前を表現するために敬意を込めて用いられる言葉です。「父と子と聖霊の御名において…」は、父なる神、子なるイエス・キリスト、聖霊の三位一体の神の名において(何かをなす、告げる)という意味で、聖書では「御名」と言う言葉が神そのものを指す場合もあります。つまり、「聖なる御名の街」とは聖なる神の(その名のもとにある)街という意味であり、災厄なりし奇蹟から祝福によって保護された領域であることを示唆しているのです。
また、『ブラスフェマス2・アートブック』によると、聖なる御名の街に並ぶ異国情緒ある建築物群のデザインは、スコットランド・イギリスの画家・版画家デヴィッド・ロバーツ(David Roberts, 1796 - 1864)の作品にインスパイアされているとのことです。ロバーツは、エジプトや中東地域を旅行し、その数々の風景スケッチを250点以上のリトグラフとして収録した『聖地、シリア、イドマヤ、アラビア、エジプト、ヌビア』(The Holy Land, Syria, Idumea, Arabia, Egypt, and Nubia)という作品が特に有名です。この作品の第一号購読契約者は時のヴィクトリア女王だというのですから、当時から高い評価を受けていたことが伺われます。
ロバーツが旅したのはエジプト・近東(中東)だけではなく、それ以前にスペインへも旅行をしています。特にそのときに立ち寄ったグラナダの風景に感銘を受け、いくつかのスケッチを書き溜め、それを帰国後に美しいリトグラフ・版画に昇華させました。
ブラスフェマス2では、聖なる御名の街のデザインに特に影響を与えた作品として、《ビバ・ランブラの門》(La Puerta de la Rambla Viva)と《ムーア人の郵便局》(Correo de los moros)の2作品が挙げられています。
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| 《ビバ・ランブラの門》(La Puerta de la Rambla Viva) |
グラナダのビバ・ランブラ広場(またはビブ・ランブラ)の19世紀当時の風景がそこに生きる人々とともに魅力的に描かれていることがわかります。上記の《ビバ・ランブラの門》で描かれていた箇所は広場の南に位置していましたが、現在は区画整理などのために失われているそうです。
| 《ムーア人の郵便局》(Correo de los moros) |
「ムーア人」(モーロ人)というのは、主として中世から近世のヨーロッパにおいて、イベリア半島などに住んでいたイスラム教徒を指して用いられていた言葉です。絵画の左下の建物のアーチ部分が特徴的な鍵穴型となっており、おそらくこの部分が聖なる御名の街の背景デザインにも活かされているのでしょう。
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| 聖なる御名の街の背景デザインの一部。 鍵穴型のアーチがデヴィッド・ロバーツの版画と類似している。 |
デヴィッド・ロバーツは英国人ですが、旅行中の「異邦人の目」でスペイン・グラナダの風景を観察したからこそ、ある意味ではそこに生きる人々以上に、その場所の生き生きとした魅力を見出すことができたのかもしれません。時が巡り、スペインのゲーム開発において、このロバーツの異邦人の目によって描き出された自国の魅力がいわば「再発見」されて、現代のゲームデザインに活かされていると思うと非常に興味深いですし、今現在まったく異なる国、日本に生きているいちゲームプレイヤーである自分が、このブラスフェマスというゲームを通じて、歴史と文化・国境を越えた重層的なイメージを目の当たりにしていることが奇蹟的だとすら感じられるのです。
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