マップ解説18_鋼鉄なる樹【ブラスフェマス】

ブラスフェマス マップ 解説 攻略 考察

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このページではBlasphemous(ブラスフェマス)のエリア「鋼鉄なる樹」の解説をしています。エリア内に横たわる遺体の言葉の解説・考察などを紹介しているので、ぜひゲーム攻略・探索の参考にしてください。

鋼鉄なる樹の内に入り込む悔悟者【ブラスフェマス】

フィールド名

三試練の橋(さんしれんのはし)
Puente de los Tres Calvarios

エリア名

鋼鉄なる樹(こうてつなるき)
Árbol Férreo

マップ画像

「鋼鉄なる樹」のマップ画像【ブラスフェマス】
「鋼鉄なる樹」のマップ画像

簡易ガイドマップ

「鋼鉄なる樹」の簡易マップ【ブラスフェマス】
「鋼鉄なる樹」の簡易ガイドマップ

番号種別内容
1遺体遺体
2ファストトラベル転移の門

説明

「三試練」を越えて開かれた扉の向こう、聖地を守護する高い壁の内側に育つ樹木と融合した堅固な建造物。聖母教会の支配する万母の母の領域を囲う城壁の役割を果たしているためか、真紅に染まった建物の内部に奇蹟の怪物エネミーたちは登場しない。

ブラスフェマスにおける、メインストーリーの前半と後半をつなぐ中間・中継地点とも言える場所。転移の門を開通させることで、これまでの領域と新しい領域とを楽に行き来することができるようになる。しかし、悔悟者の巡礼はまだまだ先が長い。焦らずに一息ついて歩みを進めよう。

考察

鋼鉄なる樹は、あたかも、奇蹟の影響によって身体が巨大な樹木と化した聖下 エスクリバー像の身体内部に入り込んでいるかのように感じさせる建造物となっています。

彼本体の真紅のベルベットのような肌を直接的に再現したかのような内装は、あるいは彼の肉体内を流れる赤い血液をも表現しているかのようです。鋼鉄なる樹という建造物を我々の生きる現実世界になぞらえると、日本における鎌倉の大仏や、牛久大仏のように空洞となっている内部を「胎内拝観」できる聖域に近いのではないでしょうか。

「鋼鉄なる」(Férreo)という形容詞は、おそらく聖下自身や、彼を崇める教会が有する奇蹟への強固な信仰心にかかっているのでしょう。そして、その信仰心が樹木のようにクヴストディアに根付き、永く成長していくことをも暗示しているのかもしれません。

また、内部に横たわる遺体の語る言葉(聖遺物・幻罪の織布を装備することで声が聴ける)、

その輝きは壁をも貫いて彼女の眠る広間まで届き、
私の目を紫色の暗闇で覆い隠している。

は、鋼鉄なる樹の頂上からつながる広間、黎明の広場に眠る最初のアマネシダ ラウデスのことを指していると推察されます。ラウデスはゲームクリア後の2周目データ(いわゆるNG+)で挑戦できる「真なる苦悶」モードでのみ挑戦できるエクストラボスで、紫色の外套を羽織っています。

ラウデスと戦うまでの手順は、「真なる苦悶」モードについての解説記事や、同じく「真なる苦悶」モードでのみ登場するNPCヒブラエルの解説記事で紹介しています。

彼女(ラウデス)と戦うためには、まずは彼(ヒブラエル)と出会うことが必要となるので、よろしければご参考ください。

また、「樹木」はキリスト教美術においても重要な象徴として登場します。とくに有名なのが、神がエデンの園に植えたという「善悪の知識の樹」(Árbol del conocimiento del bien y del mal)と「生命の樹」(Árbol de la vida)でしょう。

Lucas Cranach (I) - Adam and Eve-Paradise - Kunsthistorisches Museum - Detail Tree of Knowledge
ルーカス・クラナッハ (父)《知恵の木》(Paradies)

「善悪の知識の樹」はその木に生る実を口にすることで、その名の通り善悪を知ることができるようになる樹です。『創世記』では、神によって果実を口にすることを禁じられていたにもかかわらず、蛇にそそのかされたイヴとアダムが善悪の知識の実を食べたことが楽園追放のきっかけとなっています。いわば知識の樹は、人間の「罪」・「堕落」の象徴として描かれているのです。

「生命の樹」は、その実を口にしたものに永遠の生命を与えるとされる楽園の樹ですが、楽園を追放されたアダムとイブはその実を口にすることはかないませんでした。いっぽう、キリストの十字架と同一であるともみなされ、人間の罪(死)を象徴する知識の樹とは対照的に、人間に命を与える樹とも位置付けられます。

ブラスフェマスにおける鋼鉄なる樹は、果たして人々に生命をもたらすものなのか、罪・堕落をもたらすものなのかは安易に定められないもののように思えます。災厄なりし奇蹟によって内なる罪悪感を具現化され異形と化したものたちに聖母教会の教皇エスクリバーそのひとも含まれるのであれば、彼の体が樹木と化した背景には、あるいはクヴストディアの人々に命(救い)をもたらしたいという願いがあった可能性もあります。しかしそれは人に過ぎたる欲望――ある種の冒涜――と見なされるものなのかもしれず、そも生命の有機物としての樹木が「鋼鉄」として存在しているという矛盾が、エスクリバーの内面やクヴストディアのおかれた複雑な状況を表現しているといえるのかもしれません。

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それではいつかまた、夢の向こう岸で……

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