このページではBlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)におけるサブクエスト「未完の子守唄」イベントについて解説しています。攻略の参考にしてください。関連情報や元ネタも解説しています。
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概要
未完の子守唄イベントは、「未完の子守唄」というクエストアイテムを収集し、最終的に聖歌「棘の髪に贈るティエント」を取得できるサブクエストです。
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「未完の子守唄」の一節 |
「未完の子守唄」は全部で5つあり、ストーリー後半で解放されるエリアでないと手に入らないものもあります。また、最終的に取得できる聖歌の性能も必須級ではありません。
そのため、まずはメインストーリーの進行を優先するので問題ないでしょう。
クエスト開始
クエスト開始には、「悔恨の奈落」にいる「子守唄の母」に話しかける必要があります。※クエストアイテムの取得自体は任意のタイミングで可能。
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子守唄の母 |
「子守唄の母」は「悔恨の奈落」マップ上の下記位置にいます。
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緑マーカーの位置 |
一度話しかけると、以降は「返答はない」状態となり、すべての「未完の子守唄」を集めないとクエストが進行しません。
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「返答はない」 |
取得マップ
「未完の子守唄」は、子守唄の歌詞が断片的に記された紙片となっています。それらを集め、つなぎ合わせることで子守唄は完成するのです。
「未完の子守唄」は全部で5つ、クヴストディア中に点在しています。以下では、その具体的な場所を解説しています。
埋葬されし聖堂
「埋葬されし聖堂」の下記マップ、緑マーカーの位置に「未完の子守唄」が存在します。
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緑マーカーの位置 |
具体的な場所は下記です。最初は隠し部屋となっているため、攻撃モーションで入口を開きましょう。
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「未完の子守唄」の取得場所 |
連塔の冠
「連塔の冠」には、「未完の子守唄」が2つあります。
1つ目は、マップ上の下記マーカーの位置に存在します。
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緑マーカーの位置 |
具体的な場所は下記です。
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「未完の子守唄」の取得場所 |
2つ目は、マップ上、下記マーカーの位置に存在します。
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緑マーカーの位置 |
具体的な場所は下記です。サルミエント&センテラの鏡による移動が必要となります。
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「未完の子守唄」の取得場所 |
蜃気楼の聖塔
「蜃気楼の聖塔」には、下記の緑マーカーの位置に「未完の子守唄」が存在します。
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緑マーカーの位置 |
具体的な場所は下記です。動く絵画のエネミーがいるため、落下しないように注意しましょう。
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「未完の子守唄」の取得場所 |
切断されし反塔
「切断されし反塔」には、下記の緑マーカーの位置に「未完の子守唄」が存在します。
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緑マーカーの位置 |
具体的な場所は下記です。
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「未完の子守唄」の取得場所 |
ここも隠し部屋となっているので、スライディングで中に入り込みましょう。
特殊ステージの攻略
すべての「未完の子守唄」を収集すると、アイテムが「白浜の子守唄」へと変化します。
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「白浜の子守唄」 |
「白浜の子守唄」を取得した状態で「子守唄の母」のもとへ行き、アイテムを渡すとクエストが進行します。
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「白浜の子守唄」を渡す。 |
「子守唄の母」が完成した「白浜の子守唄」を歌い上げると、彼女たちの夢の中へと入り込むことが可能となります。
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夢の中に入る |
夢の中は特殊なステージで、画面左から迫ってくる靄波に飲み込まれないよう、横スクロールで先へと進んでいく形となります。
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画面左の靄が徐々に迫り、飲み込まれると死亡 |
ステージ中はヴェレディクトで鐘を叩いて足場を生成したり、サルミエント&センテラの鏡の瞬間移動、聖遺物の能力を駆使していく必要があります。
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ヴェレディクトの足場、風の慈悲による空中ダッシュも必要 |
画面切り替えを待たず、右側に進行しすぎると崖から落下してしまうので、落ち着いて移動しましょう。
また、途中で霊体の雑魚エネミーが度々登場しますが、攻撃を回避することに専念して、適切にスルーするのが良いでしょう。
ミスしても最初からやり直しとなるだけなので、根気よくステージのパターンを覚えていくのがオススメです。
棘の髪に贈るティエント
子守唄の母たちの夢の中をくぐり抜け、かすかに差す光から脱出すると、「棘の髪に贈るティエント」の聖歌を手に入れることができます。
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棘の髪に贈るティエント |
「棘の髪に贈るティエント」は、発動すると一定時間「棘の婦人の霊」を召喚し、悔悟者を敵の攻撃から自動でガードしてくれる聖歌です。
聖歌の性能は、正直なところ「使いにくい」部類に入るかと思います。
- 祈詞発動後、敵の攻撃を受ける瞬間にしか婦人の霊が出現しない(効果持続時間がわかりにくい)
- 一部の攻撃では、ダメージは防いでくれるが悔悟者が吹っ飛ばされる(結局、隙が生まれる)
- そもそもダメージを無効化できない攻撃もある(詳細は要検証。巨人の爆発する鎚の攻撃は防げなかった)
消費する熱情ゲージに比して、実用性はあまり実感できないので、有り体に言えばコレクション用の聖歌となるでしょう。
有用な使い方についての情報をお持ちの方はぜひご連絡ください。
関連情報・元ネタ
棘の髪に贈るティエント
「棘の髪に贈るティエント」の伝承には、「棘の婦人として知られる修練者テンチュディア」の名が語られています。
これは前作ブラスフェマスで、「真聖遺物教団」(ルウドヴィコ)のサブクエストにおいて、その遺体の断片を集めた「テンチュディア」のことと推察されます。
前作との繋がりを感じさせるファンサービスでもあり、かつてバラバラにされた遺体を収集した縁により、霊となって悔悟者に力を貸してくれると考えると感慨深いものがありますね。
また、「ティエント(tiento)」とは15世紀ごろスペインで生まれた音楽のジャンル。Wikipedia(ティエント)によると
語源はスペイン語の動詞tentar(触れる、誘う、試す)に由来し、当初はハープ、ビウエラ、チェンバロ、オルガンなどの独奏を指した
とのこと。
アンダルシア地方の聖職者・オルガニストであるフランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584 - 1654年)のティエントの演奏動画は下記のようなものがありました。参考までに。
「子守唄の母」
Team17公式Youtubeの開発日誌「Blasphemous II · EP10: "Tales from Cvstodia” | Dev Diaries」によると、デザインのネタ元は「無垢なる聖者」(Los santos inocentes/The Holy Innocents)のスチル写真。
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中央の女性が、我が子を抱えている。 |
映画の原作となる小説「無垢なる聖人」を拝読したところ、抱えられた子どもは「ニニャチーカ(ちいさな女の子)」と呼ばれる脳性麻痺の障害女性「チャリート」。
ニニャチーカは自らの四肢を動かすこともできず、時おり「血も凍るような叫び声」を上げます。
「子守唄の母」に抱えられた子どもが小児ではないのも、「白浜の子守唄」が「泣き叫ぶ純潔なる者を宥めるため」と記載されているのも、この元ネタが意識されているのではないでしょうか。
ぜひ「未完の子守唄」のサブクエストを最後までクリアし、彼女たちの「夢」に触れて見てください。願わくば、「夢の向こう岸」では安らかならんことを…
BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)はこちら
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