マップ解説22_切断されし反塔【ブラスフェマス2】

ブラスフェマス2 マップ 解説 元ネタ 攻略 考察

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このページではBlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)のマップ「切断されし反塔」の解説をしています。取得アイテムの位置がわかる簡易ガイドマップをぜひ攻略の参考にしてください。また、エリアデザインの元ネタである「ヒラルダの塔」や「マラガ大聖堂」なども紹介しているので、ゲーム世界を深く楽しむ参考にどうぞ!

BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)のマップ「切断されし反塔」

エリア名

切断されし反塔(せつだんされしはんとう)
LA TORRE CERCENADA

マップ画像

「切断されし反塔」のマップ画像
「切断されし反塔」のマップ画像

簡易ガイドマップ

「切断されし反塔」の簡易ガイドマップ【ブラスフェマス2】
「切断されし反塔」の簡易ガイドマップ

以下、数値対照表。

番号種別内容
1
Save祈祷台
彫像シエルゾ
2
NPCセザリオ
アイテムセザリオの形見
3能力智天使の加護
4Warp転移の門
5Save祈祷台
6アイテム未完の子守唄
7
Boss万声の賛美歌 シノド
アイテム諮問会の鍵
8収集プログシモの兄弟
9Save祈祷台
10収集コビヤダの姉妹
11アイテム空の容器
12ロザリオ大百足の化石
13収集プログシモの兄弟
14NPC大鴉

※画像は最終的な内容であり、ゲーム進行状況によって探索域は制限される場合があります。
※番号はゲーム進行順とは関係がありません。
※「殉教の印章」と「償いの涙」は省略されています。
…有料DLC「Mea Culpa」でのみ実装。

【概要】

オドンを打倒し、「塩の鍵」を手に入れることでその入口を開く、切断された逆さの塔。奇蹟の御業により、塔から漏れ出した蝋により大地と固定されている。切断されし反塔の全体像は、潮波の迷宮から確認できる。洞窟内の遠景に、逆さまに固定された反塔が見え、悔悟者の姿もシルエットとなり非常に神秘的な絶景スポットである(以下はその映像)。

塔の内部も蝋が漏れ出しており、天井から滴たる蝋に当たるとダメージを喰らう。また蝋が地面に溜まったポイントから這いずるエネミーが出現することがあるので注意しよう。

泣きながら赤子に乳を与える父親「セザリオ」が登場する。ビジュアルはショッキングだが、彼の息子への想いは純粋で切ない。クヴストディア中に散らばった「蝋の種子」を集めて、彼の願いに慈悲を示そう。

息子を助けるための願いが「奇蹟」に歪められたセザリオ【ブラスフェマス2】
息子を助けるための願いが「奇蹟」に歪められたセザリオ

エリアボスは万声の賛美歌 シノド。中央の顔が切り替わる度に攻撃のパターンを変えてくる。聖歌「覚醒せし鉄に贈るオーバード」を使えれば、悔悟者が回避に専念している間もダメージを稼げるのでオススメ。

2024年11月1日のアップデートにて、有料DLC追加エリア「サンタ・ヴィジリア」と接続するようになった。

元ネタ解説・考察

『ブラスフェマス2・アートブック』によると、切断されし反塔エリアは、アンダルシア地方のセビリア大聖堂とマラガ大聖堂の2つの塔(鐘楼)から着想を得ています。

1つ目はセビリア大聖堂の「ヒラルダの塔」(La Giralda)です。

La Giralda August 2012 Seville Spain
セビリア大聖堂の「ヒラルダの塔」(La Giralda)

ヒラルダの塔はセビリア大聖堂の鐘楼で、塔の高さは94.69メートルにもなり、セビリア大聖堂とともに世界遺産にも登録されています。塔の頂点には「ヒラルディージョ」(Giraldillo)と呼ばれる女性のブロンズ像が設置されており「信仰の勝利」を象徴しているほか、ヒラルダ(giralda、「風見」の意)の名が示すとおり、風見鶏としても機能しています。

Giraldillo (2024)
「ヒラルディージョ」(Giraldillo)

ヒラルダの塔は歴史的には、もともとは12世紀にイスラム王国支配時代のモスクのミナレット(モスクに併設される尖塔のこと)として建設されました。その後、カスティーリャ王フェルナンド3世(Fernando III de Castilla,  1199- 1252)のセビリア再征服を経てキリスト教寺院として奉献され、徐々に建造様式もキリスト教会のものへと改築されていきました。前掲のヒラルディージョも1566〜1568年にデザイン・設置されました。

このようにイスラム文化とキリスト教文化が成立に深く関わっている建造物であり、スペイン国内外でも多くの建築物がこの塔のデザインにインスピレーションを受けているほか、セルバンテスの『ドン・キホーテ』にも描写されたり、1900年のパリ万国博覧会でスペイン館がヒラルダの塔のレプリカを展示するなど、多方面に大きな影響を及ぼしている存在です。

現代では、ヒラルダの塔をモチーフとした関連グッズなども気軽に入手が可能です。

2つ目はマラガ大聖堂の北塔(Torre norte)です。

Torre catedral Malaga
マラガ大聖堂の北塔(Torre norte)

マラガ大聖堂は、アンダルシア地方で最も貴重なルネサンス建築の一つに数えられます。カトリック両王イザベル一世(Isabel la Católica)とフェルナンド二世(Fernando el Católico)の命によって、モスクの跡地に建設を命じられた教会で、1528年から1782年にかけて建設工事が行われましたが、最終的な完成には至っていません。250年近くものあいだ建設が行われたため(おそらくその期間中に毎日作り続けていたわけではないでしょうが…)、当初の計画にあったゴシック様式と、その計画から発展して中心となったルネサンス様式、そして18世紀のバロック様式の要素が組み合わさった稀有な聖堂となっています。

マラガ大聖堂の北塔は92メートルの高さを誇り、本来の計画で作られるはずだった対となる「南塔」が工事の中止に伴って建設されなかったため、この聖堂は「片腕の貴婦人」(La Manquita)との愛称で親しまれています。ここには未完成であるからこその美しさや、多くの人々を惹きつける魅力というものがあるのかもしれません。21世紀にはマラガ大聖堂を「完成」させるためのプロジェクトも進行しているようですが、果たしてそれが聖堂の魅力を更に高める結果に至るのかは何とも言えません。

このように元ネタを調べてみると、ブラスフェマス2の切断されし反塔が、単なる切断された逆さの塔という奇妙な見た目だけの存在というわけではなく、そこには隠された象徴としてのアイロニーが込められているのではないかとすら思えてきます。

セビリア大聖堂のヒラルダの塔という、天を衝く信仰の象徴とも言える存在が逆さまに配置されている点のみならず、その塔の頂点に位置するべき「ヒラルディージョ」が、――塔が逆さになっているがゆえに(位置関係を保っているなら、塔が突き刺さっている地面の下に配置されることになり)――隠されてしまっているというのは、本来であれば風見鶏として風の流れを可視化し、いわんや信仰の指針を人々に示すべき象徴的な存在が、クヴストディアでは失われてしまっているということを意味していると解釈できそうです。

または、切断されし反塔をマラガ大聖堂の一部として捉えた場合には、この反塔は「北塔」の対となる存在として本来作られるはずだった「南塔」の(想像上の)成れの果てとして奇蹟に生み出されたのではないでしょうか。逆さまになっているのは、まさに「作られることのなかった塔」(反存在としての塔)だからであり、災厄なりし奇蹟によって、おぞましくも「貴婦人のもぎ取られた片腕」が釘付けにされてしまっているのです。ブラスフェマス・ワールドには、歴史的建築のバロック様式の歪みから、さらに歴史を踏まえて先に進めたような「美学的なグロテスクさ」が展開されているのです。

関連キャラ

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それでは良い贖罪を…。

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