BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)のキャラクターNPC「子守唄の母親」の解説ページです。登場マップや元ネタを掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。
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「――眠れや眠れ 愛しの我が子よ……」 |
キャラクター名
子守唄の母親(MADRE)
概要
「悔恨の奈落」の部屋にて、子どもを抱えるようにして座る、巨大な老いた女性です。苦悶の表情で天を仰いだまま、無数の手に絡みつかれているように見えます。悔悟者が一度話しかけると、「母親」は子守唄の一節を口ずさみ、以降はなんの反応も示さなくなります。
彼女たちのサブクエストを進行するには、クヴストディアに散在するアイテム「未完の子守唄」を集めることが必要となります。詳細は下記の「サブクエスト01_「未完の子守唄」」にまとめてあるので、ぜひ参照ください。
元ネタ
『ブラスフェマス2・アートブック』によると、「子守唄の母親」のデザインは、マリオ・カミュの長編映画『ホーリー・イノセンツ(無垢なる聖者)』(Los santos inocentes/The Holy Innocents)(1984年)でテレレ・パベスが演じた献身的な召使い、「レギュラ」にインスピレーションを得たとのことです。ちなみにブラスフェマス2には、「潮波の迷宮」に「レギュラ」という同名のNPCが登場します。
Team17公式Youtubeの開発日誌「Blasphemous II · EP10: "Tales from Cvstodia” | Dev Diaries」では、より直接的なデザインのネタ元となるスチル写真が紹介されていました。
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中央の女性がレギュラで、我が子を抱えている態勢はまさに「子守唄の母親」。 |
この映画の原作であるミゲル・デリーベス作の小説『無垢なる聖人』は邦訳もされています。
拝読したところ、抱えられた子どもは「ニニャチーカ(ちいさな女の子)」と呼ばれる脳性麻痺の障害女性「チャリート」です。ニニャチーカは自らの四肢を動かすこともできず、時おり「血も凍るような叫び声」を上げます。「子守唄の母」に抱えられた子どもが小児ではないのも、「白浜の子守唄」の伝承テキストに「泣き叫ぶ純潔なる者を宥めるため」の歌であると記載されているのも、この元ネタが意識されているのではないでしょうか。
ぜひサブクエスト01_「未完の子守唄」を最後までクリアし、彼女たちの「夢」に触れてみてください。願わくば、「夢の向こう岸」では安らかならんことを…
登場マップ
関連キャラ
- レギュラ…子守唄の母親の元ネタのキャラ名「レギュラ」と(おそらくたまたま)一致している。
関連イベント
それではいつかまた、夢の向こう岸で……
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