ブラスフェマスのキャラクターNPC「塩漬けの祝福の神」の解説ページです。登場マップや関連情報を掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。
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「この地もまた 別の夢なのです 悔悟者よ」 |
キャラクター名
塩漬けの祝福の神
Beato Señor de Llagas Ensalitradas
概要
「アルベロ」の噴水に跪くと転移する異空間に座す巨大な聖人の像。「塩」を生み出すことで、かつて人々の信仰の対象となっていましたが、奇蹟により夢の世界に囚われることとなりました。「神」というのは、「偽りの崇拝」に奇蹟から与えられた「偽りの神聖さ」の表現で、彼自身の名はすでに忘れ去られています(彼いわく「塩に覆われて」しまった)。
塩漬けの祝福の神は、特定のアイテムを捧げることで、それを祝福し、聖遺物を作成してくれるサポートNPCです。捧げるアイテムと取得エリアおよび取得詳細、もらえる聖遺物は下記の表にまとめていますのでご参考ください。
「幻罪の織布」は装備すると遺体の声を聞くことができるようになる聖遺物です。一部のアイテムを取得するために、装備が必要な場面もあります。
「結合の三舌」は、装備すると木の根が育ち、その根に乗ったりすることで探索範囲を広げることができます。一部アイテムやエリア踏破のためには、装備が必要となります。
「導師の清廉なる御手」は、装備すると近くに隠された部屋などがある際に音を鳴らして知らせてくれます。とはいえ、本サイトなど、攻略情報を参照すれば事足りるので、重要度はそれほど高くありません。
元ネタ解説
『ブラスフェマス・アートブック』によると、塩漬けの祝福の神のインスピレーション元は、聖書(旧約聖書、創世記、クルアーンなど)に描かれたロトの伝説です。ロトは、アブラハム(ひとり子イサクを神に捧げるエピソードなどが有名)の甥にあたる人物です。
創世記19章の物語では、過ぎた傲慢から神の怒りを買ったソドムの街が滅ぼされます。このとき、天使たちの導きでロトの一家(ロトと妻と娘たち)が街から脱出する際に、神からの「絶対に振り返ってはならない」という命令を破ったロトの妻が「塩の柱」へとその身を変えられ、その場に残されることになってしまうのでした。
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ラファエロが描いた、ソドムからのロト一家の脱出のフレスコ画 |
このエピソードでは、神の命令を破り、過去への執着を捨てきれなかった者への神の罰が描かれています。ブラスフェマスの「塩漬けの祝福の神」や彼を信仰した者たちが「塩」で満たされているのは、傲慢にも偽りの神聖さを僭称したことに対する奇蹟の罰と解釈されるのでしょう。
また、奇蹟によって「夢の向こう岸に渡ることもできない」(=死ぬことも許されない)偽りの夢の中に閉じ込められ続けるというのは、まさに神の怒りによって滅ぼされた街を見続ける状態で固定されたロトの妻のように、過去の傲慢の罪を否応なしに意識させられ続けるという重い罰になっています。「天の意志の名において」執り行われる聖遺物の祝福を依頼することで、彼らの魂の安寧を祈ることにつながるのであれば、その慈悲を示すことに一考の余地があるのではないでしょうか。
登場マップ
関連キャラ
それではいつかまた、夢の向こう岸で……
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