BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)の長い女性の腕のようなキャラクターNPC「レヒーナ」の解説ページです。登場マップや元ネタを掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。
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「欲しい品を指し示しなさい この誠実なる腕が その要望に応えましょう」 |
キャラクター名
レヒーナ(REGINA)
概要
「聖なる御名の街」に店を構える、巨大な艶めかしい左腕のみを顕にした女性。「レヒーナの店」では償いの涙と引き換えに、クエストアイテムや彫像・ロザリオを購入できます。
具体的な商品ラインナップは下記の「ショップまとめ」ページをご参考ください。
ちなみに初邂逅時の彼女の「この優美なトゥンバガを……」というセリフの「トゥンバガ」(Tumbaga)は、金と銅の合金のこと。中南米などでよく使われており、スペイン人のコンキスタドールが命名したとされています。
元ネタ・関連
『ブラスフェマス2・アートブック』によると、レヒーナの元ネタはスペイン・セビリアの公道「レジーナ通り」(Calle Regina)です。ブラスフェマス2では「レヒーナ」と訳されていますが同じReginaです。レジーナ通りは、16世紀ごろから近隣に存在した「レジーナ アンジェロルム修道院」(Convento de Regina Angelorum)を記念するために名付けられたそうです。
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「レジーナ通り」の入り口の景色。 |
レジーナ通りは多様な店が立ち並ぶそうで、ブラスフェマス2では様々な商品を取り扱う「レヒーナの店」ひとつに象徴的に統合されているのかもしれません。
また、レヒーナと初邂逅時の彼女のセリフ、
さあ近くにいらっしゃいな この優美なトゥンバガを ・・・・・・
刺繍の入った肩掛けを・・・・・・絹のドレスを御覧なさい・・・・・・
は、スペインの作曲家Manuel López-Quiroga Miquel (1899-1988)が1933年作曲した「María de la O」という歌から着想を得ているとのこと。
この曲の最初の歌詞を見ると、まさにレヒーナのセリフがリンクしています。
Para mis manos tumbagas,
para mis caprichos monedas.
Y para mi cuerpo lucirlo mantones bordados, vestidos de seda.
私の手にしたトゥンバガの方へ
私の移り気なコインの方へ
そして刺繍入りの肩掛けと絹のドレスに飾り立てられた私のからだの方へ
María de la Oは、華やかな外見のジプシー・ロマの女性との情熱的な恋愛、そして富によって引き裂かれる悲恋の歌となっています。ブラスフェマス2で、レヒーナのショップですべての商品を購入したあと、レヒーナが姿を消してしまうのは、この歌の別離の儚さを表現しているのかもしれません。
María de la Oは、多くの歌手によって現在まで歌い継がれています。下記はスペインのフラメンコ歌手Niña Pastoriによる歌唱動画です。
レヒーナの他にも、ブラスフェマスには償いの涙を捧げるとアイテムをくれるNPCがいます。ブラスフェマス2には旅商人「メダルドとエスコラスティコ」、「寂れた中庭」で死に取り憑かれた元盗人の「カスト」が品物をくれ、前作ブラスフェマスでは「カンデラリア」という老婆がショップを開いていました。
登場マップ
関連キャラ
- メダルドとエスコラスティコ
- カスト
- カンデラリア(ブラスフェマス)…前作のショップNPC。テントの店を各地に構えていた老婆。
それではいつかまた、夢の向こう岸で……
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