キャラ解説15_メダルドとエスコラスティコ【ブラスフェマス2】

キャラクター ブラスフェマス2 解説 元ネタ 考察

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BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)の2人組の旅商人であるキャラクターNPC「メダルドとエスコラスティコ」の解説ページです。登場マップやキャラクターデザインの元ネタである「ラテン語訛りのキャラクター」設定など関連情報を掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。

BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)の2人組の旅商人であるキャラクターNPC「メダルドとエスコラスティコ」
「貴重な品がどこにあるかなど 誰にもわかりませんからね」

キャラクター名

メダルドとエスコラスティコ
MEDARDO & ESCOLÁSTICO

概要

旅商人メダルドと、写字生エスコラスティコの2人組。メダルドが黙考に耽りながら旅をして罪を償い、エスコラスティコは訪れる地の美しさを書き記すことで罪を贖っています。つまり喋っているのはつねにエスコラスティコのほうとなりますね。

悔悟者のゆく先々で彼らも旅路を連ね、旅先で集めた品物(彫像や祈詞など)を売ってくれます。品揃えはメインクエストを進行する度に増えていき、最終的にまとめて購入することも可能です。買い逃しなどの心配はないため、償いの涙を貯めてから買うのも良いでしょう。

具体的な商品ラインナップは下記の「ショップまとめ」ページをご参考ください。

元ネタ解説・考察

メダルドとエスコラスティコについて、アートブックには直接的なインスピレーション元の言及はありません。いっぽう、Team17公式Youtubeの開発日誌「Blasphemous II · EP09: "Breaking the Silence” | Dev Diaries」動画では、演じる声優との相乗効果を考慮し、「ラテン語訛りのキャラクター」、「ラテンアメリカのアクセント」で話す人物として、おそらくは他の地域から巡礼してきたことを想像させるキャラクター造形をしていることが語られています。

歴史的には、コロンブスのアメリカ大陸発見(1492年)を契機として、当時のスペイン南部はアンダルシア地方のスペイン人たちがメキシコなどの中南米地域に入植したことで、現在のスペイン(イベリア半島)のスペイン語とは異なる形で、独自の形で変化・発展していったのがラテンアメリカのスペイン語とされています。イベリア半島のスペイン語では「古語」として廃れていったものがラテンアメリカのスペイン語では残っていたり、現地の先住民族の言語から取り込まれた単語など(トマト(Tomate)やジャガイモ(Papa)はナワトル語やケチュア語由来)もあります。

また、エスコラスティコのセリフ「物を売り財を肥やし 祈りを捧げ魂を肥やす…これら二つの利益を求め歩みを進めることは正しいこと」というセリフは、マックス・ウェーバーが『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で論じた「信仰」と「利潤の追求」を両立したプロテスタンティズム的な思想を想起させます。

南スペインはアンダルシアのカトリック的文化風土を色濃く受け継いだブラスフェマスという作品においては、かなり異質なキャラクターなのかもしれません。それ故に、作品の世界観を豊穣に広げることに一役買っているとも言えるでしょう。

ブラスフェマスには、メダルドとエスコラスティコの他にも、償いの涙を捧げるとアイテムをくれるNPCがいます。ブラスフェマス2にはメダルドとエスコラスティコとは異なり、「聖なる御名の街」の一所に店を構える女性の美しい腕だけが見える「レヒーナ」がいます。

また、「寂れた中庭」の格子の向こう側で姿を見せない「カスト」は、かつて犯した罪によって「死」に取り付かれており、ゲーム内の選択分岐によって「取得できなかったほうのアイテム」(いわば失われたアイテム)を償いの涙と引き換えに渡してくれます。

また、前作ブラスフェマスでは「カンデラリア」という老婆がショップを開いていました。こちらは当時のクヴストディアの各地にテントを構えて商品を用意するなど、メダルドとエスコラスティコと近い出店形式をしていました。

ちなみに、エスコラスティコの職業である「写字生」(Copista)とは、いわゆる活版印刷術が普及する前の時代、手作業で文献を書き写して複製をしていた人々のことを指します。必ずしも専業というわけではなく、中世では修道士たちは宗教的な主題の書物を写本室で書き写すことが日課・週課のひとつでもありました。

Meister des Maréchal de Boucicaut 004
『ブシコー元帥の生涯』に描かれたヒエロニムス神父
小さめの本から文字を書き写しているシーン。

写本に用いられていた羊皮紙は貴重なものでもあり、教義の普及や神学・信仰の学問のために重要な役割を果たしていたといえるでしょう。ブラスフェマス2のエスコラスティコは「訪れた地の美しい景色についてインクを惜しまずに書き記す」ち発言しているので、既存の文献を複製するのがメインというわけではなく、むしろ一から文章をしたためる「作家」に近い仕事をしているといえるかもしれません。前作ブラスフェマスのメインストーリーの案内役であったデオグラシアスも、奇蹟の御業の語り部となる前は写字生だったことが伝承で語られています。

登場マップ

関連キャラ

それではいつかまた、夢の向こう岸で……

関連・おすすめ商品

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