BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)の姿の見えないキャラクターNPC「カスト」の解説ページです。登場マップや元ネタ・関連情報を掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。
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「我はこの影から出る気はない――病が苛む顔を見られずに済むからな」 |
キャラクター名
カスト(CASTO)
概要
「寂れた中庭」の鉄格子の向こう側にいる姿の見えない存在。悔悟者とは格子越しに会話をしてくれます。その正体はかつて犯した罪により、「死」とともに在り続ける罰を受けている盗人の成れの果てです。
カストからは、償いの涙と引き換えにアイテムを購入することができます。アイテムラインナップはゲーム進行によって増えていき、全てのアイテムを購入することで彼のサブクエストが進行します。
購入可能なアイテムとカストのサブクエストについては、下記「ショップまとめ」でまとめているのでご参考ください。
元ネタ・関連
『ブラスフェマス2・アートブック』によると、カストの隠れ場所である「寂れた中庭」はアンダルシアのパティオ(Andalusian patio)への敬意により作成されたとのことです。アンダルシアのパティオは、スペイン南部の家屋の中央に設えられた、中庭のオープンスペースです。
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コルドバのパティオ |
特にパティオを飾り付けて一般に開放する「コルドバのパティオ祭」は有名で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。パティオのスペースに付属して、窓や柵、バルコニー、および家の中から中庭を眺められる場所を建設することが一般的なようです。その場合、パティオの景色を眺めながら、逆に外からは見られないような設計がなされているそうで、悔悟者からカストの姿を視認できないのはその点をゲームに落とし込んでいるからと思われます。
ブラスフェマスには、カストの他にも償いの涙を捧げるとアイテムをくれるNPCがいます。ブラスフェマス2には旅商人「メダルドとエスコラスティコ」と、「聖なる御名の街」に店を構える「レヒーナ」が商品を扱っており、前作ブラスフェマスでは「カンデラリア」という老婆がショップを開いていました。
また、姿を見せず声だけで悔悟者と交流するNPCとしては、前作ブラスフェマスに「ルウドヴィコ」というキャラクターが登場しています。彼は真聖遺物教団のメンバーで、教会の扉の向こうから、各地に散逸したテンチュディアという女性の遺体を集めるクエストを悔悟者に依頼してきた人物となります。カストが無数の死と隣合わせにある存在であったのに対し、死者を正しく弔うために遺体を収集するルウドヴィコは対比的な存在なのかもしれません。
登場マップ
関連キャラ
- メダルドとエスコラスティコ…ショップNPCの二人組で、各地を巡る旅商人。
- レヒーナ…ショップNPCの一人。長い腕だけの姿をした女性。
- カンデラリア(ブラスフェマス)…前作のショップNPC。各地でテントを張って商売する老婆。
- ルウドヴィコ(ブラスフェマス)…前作で登場した「姿の見えないNPC」。バラバラになった遺体を集めて埋葬する「真聖遺物教団」に属しており、遺体の収集を悔悟者に依頼してくる。
それではいつかまた、夢の向こう岸で……
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