BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)の罪過浄化のサポートキャラクターNPC「聴罪師」の解説ページです。登場マップや関連情報を掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。
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「そなたの罪過は清められ 私の永遠なる重荷となった」 |
キャラクター名
聴罪師(EL CONFESOR)
概要
「聖なる御名の街」で聖儀をおこなう年老いた聴罪師。罪業の告解を、深紅の帳の向こう側で聞き届け、その重荷を背負う使命を果たしている清廉な人物です。
悔悟者の死亡時に蓄積する「罪過」を浄化してくれるサポートNPCです。聴罪師に告解する(罪過の蓄積量に応じた「償いの涙」を捧げる)ことで、悔悟者の罪過を清めてくれます。罪過が蓄積すると、熱情ゲージの上限値が制限され、祈詞の発動がしにくくなってしまうので適度にサポートを活用しましょう。
聴罪師に罪過を清めてもらった回数が一定程度に達すると、彼のサブクエストが進行していきます。その進行度合いにより、ロザリオの珠「罪過の不完全なる球体」(浄化回数…3回)と「罪過が濃縮した球体」(浄化回数…7回)を彼の礼拝堂にて取得することができるようになります(いちど礼拝堂を出たあとに戻ると、カーペットに咲いた花から取得できる)。ちなみに、これらのロザリオの珠を取得しそこねた場合には、「カスト」に償いの涙を支払うことで購入可能となります。
最終的に、聴罪師に罪過を10回清めてもらうと、次に礼拝堂に訪れた際、彼の残滓から「聴罪師の形見」を入手できます。この形見を聖彫刻家 モンタネス(またはヴェネラダ)に渡すことで、「聴罪師」の彫像を入手できます。
また、聴罪師サブクエストを最後まで進行すると、彼の礼拝堂へ行かずとも、「祈祷台」から罪過を清めてもらうことが可能となります。※罪過に応じた償いの涙の消費は必要。
元ネタ・関連
聴罪師に関するアートブックの直接的なテキスト言及はありませんでした。
キリスト教における聴罪師・告解者(CONFESOR)は、「悔悛の秘蹟」(ゆるしの秘跡、告解)を執り行う司祭のことを指します。「悔悛の秘蹟」はカトリックの秘跡(サクラメント)であり、罪人が聴罪師の前で一人で自らの罪を告白することで、赦しを得る儀礼です。他者に秘密が漏れないように、「告解室」のような閉じられた、罪を告白する人と聴罪師も互いの顔が見られないように境界が仕切られた空間で行われます。
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スペインにあるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の「告解室」 |
ブラスフェマス2における「悔悛の秘蹟」は、罪人である悔悟者からは罪過が除かれますが、その罪はなかったこととして消失するのではなく、聴罪師の中へと蓄積していきます。ある種、神の代理者である司祭職の権限でもって赦しを与えるのではなく、罪人の身代わりとして、その身に罪を引き受ける犠牲的な存在なのです。
ちなみに、「埋葬されし聖堂」のボスである「大牧師ラダメス」も、生前は聴罪師であったことが、「聖別されし者」の彫像の伝承に語られています。ラダメスが聴き続け、その身体に蓄積し続けた罪過の声が溢れ出した結果、埋葬されし聖堂は塵の中に埋もれることになったのです。ラダメスの例でも、罪過は告解で消え去らず、「歪み」として残り続けていることが示唆されています。
また、聴罪師のサブクエストを完了する前の段階で、「リベレンツィア(ベサマノス)」に熱烈なる口付けをすべて捧げると、聴罪師からクエストアイテム「壊れた鍵」を取得できます(聴罪師のサブクエスト完了後は、「カスト」から「壊れた鍵」を購入可能です)。この際、リベレンツィアを指して「神聖さの簒奪者」と非難しており、リベレンツィアの隠された罪と矛盾を看破していることが伺えます。偽りの威光を振りまき、教区民たちの崇敬を集めていたリベレンツィアに対し、悔悟者以外は訪れる者のなくなった礼拝堂で孤独な秘蹟を継続していた聴罪師の立場からしてみれば、強く深く思うところがあったのかもしれません。
登場マップ
関連キャラ
- リベレンツィア(ベサマノス)…熱情ゲージを強化してくれるサポートNPC。彼のサブクエストを進行すると、聴罪師からキーアイテムを入手できる。
- 大牧師 ラダメス…「埋葬されし聖堂」のボス。生前は高名な聴罪師であった
それではいつかまた、夢の向こう岸で……
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