キャラ解説01_デオグラシアス【ブラスフェマス】

キャラクター ブラスフェマス 解説 元ネタ 考察

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ブラスフェマスのキャラクターNPC「デオグラシアス」の解説ページです。登場マップや関連情報を掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。

ブラスフェマスのキャラクターNPC「デオグラシアス」
「心は悲嘆に溢れている 悔悟者よ」

キャラクター名

デオグラシアス
Deogracias

概要

深緑のカピロテ頭巾を被り、顔と体を荒縄で覆った大男。「災厄なりし奇蹟」の証人であり、その御業を語ることを贖罪とする罪人です。ブラスフェマスでは、悔悟者の巡礼の導き手であり、案内役のような立ち位置を務めます。

悔悟者が「沈黙」を贖罪とすることとは対照的に、「語ること」がデオグラシアスの贖罪となっています。「奇蹟」の御業の証人であるがゆえに、打倒したボス敵の背景などを語ってくれるため、物語の理解を助けてくれることでしょう。

特に重要なのが、「三語の結び目」でデオグラシアスが語る「最初の奇蹟」のエピソードです。最初の奇蹟がその身に発現した「歪んだ者」は、人々の信仰の対象となり、悔悟者の武器「懺悔の剣」(Mea Culpa)にもその姿が刻まれています。

デオグラシアスが出会いの際に渡してくれる「棘」は、ストーリー分岐において重要な役割を果たすアイテムとなっています。この「棘」が姿を変えることで、悔悟者の贖罪の結末の在り様も大きく変化することとなるのです。

「棘」の成長と「Aエンド:信ずる者の道」の到達条件については、下記の「攻略チャート記事⑤」でも解説しています(Aエンド:「信ずる者の道」に到達するの目次)。

また、ブラスフェマスの続編である「ブラスフェマス2」では、本作の真エンディングを経た状態のデオグラシアス(ブラスフェマス2)も登場します。

ネタバレ注意ですので、可能であればブラスフェマスの真エンディング閲覧後、ブラスフェマス2の巡礼に旅立つことをオススメいたします!

元ネタ解説

『ブラスフェマス・アートブック』によると、デオグラシアスのデザインはスペインの聖週間に登場するペニテンテ(懺悔者・苦行者)たちの装いの要素を組み合わせて作られています。この聖週間では、信仰共同体である各地の「兄弟団」の信徒(ナザレ人)などが行列を作り、キリストや聖母の像を神輿のように伴って練り歩きます。

デオグラシアスが手にする巻物はアンダルシア地方の古い行列に登場するアイテムで、現代では兄弟団の「規則書」を携えて行列に加わるナザレ人も見られます。

SevillaNazarenoHLaCarreteria04
規則書を携えたカルテリア兄弟団のナザレ人

また、デオグラシアスの顔を覆う仮面は、南スペインの伝統的な台所用具「籐の鍋敷き」です。

鍋敷きで顔を覆うというのは一見すると奇妙です。しかし、「鍋敷き」を意味するスペイン語「salvamanteles」は「salva (救う) + ‎ manteles(テーブルクロス)」という語で形成されており、熱い皿からテーブルを保護する=救うという意味合いがあります。類比的に考察すると、デオグラシアスの語る「奇蹟の御業」という並の人間であれば火傷してしまうほどに神聖な言葉が、鍋敷きというフィルターを通すことで危険性を弱められている…と言えるのかもしれません。

アートブックではデオグラシアスのデザイン案の変遷を確認することができ、当初はそこまで重要なキャラクターとして構想されてはいなかったそうですが、推敲を重ねていくごとに威厳・カリスマ性が増していき、悔悟者の巡礼の導き手としての地位を獲得するに至ったそうです。

登場マップ

関連キャラ

  • 聖下 エスクリバー…聖母教会の教皇。災厄なりし奇蹟の寵愛を受けた「奇蹟の末子」であり、デオグラシアスの語りに度々登場する。
  • ヒブラエル…ゲーム2周目の「真なる苦悶」で登場するNPC。ヒブラエルの出現はデオグラシアスにとって予想外の事態であったようだ。
  • デオグラシアス(ブラスフェマス2)…続編であるブラスフェマス2にも登場、しかし…。
  • アヌンシアダ(ブラスフェマス2)…続編であるブラスフェマス2の案内役であり導き手。

それではいつかまた、夢の向こう岸で……


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