ボス解説11_信仰の化身【ブラスフェマス2】

ブラスフェマス2 ボス 解説 攻略 考察

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ブラスフェマス2のボスキャラクター「信仰の化身」の解説ページです。登場マップや攻略ポイント、関連情報を掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。

ブラスフェマス2のボスキャラクター「信仰の化身」
「天なる意志よ 無形にして不可解なる父よ――」

ボス名

信仰の化身(しんこうのけしん)
DEVOCIÓN ENCARNADA

概要

ブラスフェマス2のラスボス。「奇蹟」が自らの偶像として産み落とした最高傑作であり、その容姿は頭部の後ろに聖なる光輪が浮かび上がった巨人です。脈動する黄金の心臓を胸の前に抱えています。「目撃者」の証言によると、人々の純粋な信仰心を一身に集める象徴として生み出されました。

しかし前作で「天の意志」を悔悟者に滅ぼされたことにより、奇蹟の力は限りなく弱まっていたため、「信仰の化身」自身は「自分がなんのために生まれたのか」を理解出来ない、不完全な状態で誕生しています。信仰の化身は、まさに生まれたばかりの赤子のように不可解な状況に身を置きながらも、悔悟者との戦闘を「奇蹟の偉大さを示すための儀式」として受け入れ、襲いかかってきます。

信仰の化身を打倒することで、ブラスフェマス2の本編はクリアとなります。ブラスフェマス2には2024年8月現在、2種類のエンディングが存在しており、ルートによって悔悟者および信仰の化身が迎える結末は大きく異なるものとなります。各エンディングへの到達方法は、下記の「エンディング分岐条件解説(トゥルーエンド到達方法)」記事で解説しているため、よろしければ御覧ください。

悔悟者の長い巡礼の終着点を、ぜひその目に焼き付けましょう。

攻略のポイント

信仰の化身は、聖なる火柱や光の爆発、天から隕石のように降り注ぐ光弾などで攻撃してきます。左右に移動してくる火柱は、タイミングを合わせてスライディングや空中ダッシュで回避しましょう。一定時間が経過すると、信仰の化身は地面一体を炎上させてきます。その際には智天使が生成してくれる足場の上で戦う必要があります。多少移動範囲が制限されますが、2段ジャンプ、空中ダッシュを慌てずに駆使すれば十分対処が可能です。

信仰の化身へのダメージは、両の手で抱えている心臓部分を攻撃することでしか与えられません。そのうえ、信仰の化身は自らの心臓を守るシールドを展開してくることもあります。その際は、そのまま心臓を攻撃しても一切ダメージは通らないため、シールドと同時に出現する「光の花」を全て破壊して、心臓周囲のシールドを剥がす必要があります。光の花は4つ生成されますが、壊した後も時間経過で復活してしまいます。光の花は光弾を発射してくるため、それらを躱すか攻撃して消滅させ、時間をかけすぎずにテンポよく破壊するように心がけましょう。

ラスボスではありますが、総じて「最後の冒涜者 エヴィテルノ」よりは難易度が低いため、エヴィテルノの試練を突破したプレイヤーであればクリアするのは難しくないでしょう。エヴィテルノ攻略のために準備していれば、聖歌「双眼の思い出に贈るシギリージャ」がここでも役立ってくれるはずです。

元ネタ解説・考察

『ブラスフェマス2・アートブック』によると、信仰の化身の神々しい光輪のデザインは、フランスの画家・イラストレーター、ポール・ギュスターヴ・ドレ(Paul Gustave Doré, 1832 - 1883)が描いた、ダンテ・アリギエーリ『神曲』の「天界・至高天」(エンピレオ、El Empíreo)の場面の挿絵にインスピレーションを受けています。

Rosa Celeste: Dante and Beatrice gaze upon the highest Heaven, The Empyrean
ギュスターヴ・ドレ《第31歌 主人公の天界への到着》の挿絵

エンピレオ(至高天)は中世神学において、神・天使・聖人が住むと考えられた世界です。物質的な世界ではなく、純粋に精神的かつ時空を超越して不動の世界として存在しているとされています。

信仰の化身のデザインは、その「天界の永遠性」を象徴するものとして描かれているのでしょう。信仰の化身がボス戦中は巨大で、ムービー中では通常の人間と同程度の異なるサイズで描かれているのも、彼が存在する天上界が精神的な世界であり彼自身も純粋に精神的な存在であるからでしょう(「イメージ」として巨大であり、物理的に巨大というわけではない)。

ちなみに、ブラスフェマス2の案内役NPCアヌンシアダも、ダンテの『神曲』にインスパイアされており、主人公ダンテの導き手ウェルギリウスがキャラクターデザインの下敷きとなっています。

こうしてみると、ブラスフェマス2のメインストーリーの構造は、『神曲』とパラレルにリンクしており、主人公(悔悟者 - ダンテ)が導き手(アヌンシアダ - ウェルギリウス)の助けを借りて死後の世界(前作から1,000年後のクヴストディア - 地獄・煉獄)を巡り、最終的に天界へと至る流れが共通していることがわかります。悔悟者にとってのベアトリーチェが想定されているかは定かではありませんが、ブラスフェマス2DLC「Mea Culpa」において、懺悔の剣を手にした二人の女性、アヌンシアダクリサンタは同じくらい重要な位置を占めていると言えるのかもしれません。

登場マップ

関連キャラ

  • 聖下 エスクリバー(ブラスフェマス)…前作のラスボス。生前は聖母教会の教皇だったが、奇蹟によって天の意志の住まう領域の守護者「奇蹟の末子」として転生した。
  • 「目撃者」…奇蹟が子を願う夫婦の祈りを利用して生み出した黒い羽を持つ男性。奇蹟の御業の語り手であり、「信仰の化身」を誕生させる奇蹟の狙いについて悔悟者に明かしてくれる証言者でもある。
  • クリサンタ…物語開始時点でエヴィテルノに敗れた悔悟者のかつてのライバル。DLC『Mea Culpa』のストーリーでその魂が懺悔の剣を手にすることで…。

それではいつかまた、夢の向こう岸で……

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