BlasphemousⅡ(ブラスフェマス2)のキャラクターNPC「イェルマ」の解説ページです。登場マップや元ネタを掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。
![]() |
「我が約定の物語 その続きを聞くことを望むか?」 |
キャラクター名
イェルマ(YERMA)
概要
鋼の槍を手にした緑衣の女戦士。「美麗なる聖女 スゾナ」を宿敵とし、その怨敵への復讐のために生涯を捧げてきたキャラクターです。
初邂逅時には「鋼の戦槍」のアイテムを取得でき、これにより武器のスキルツリーが解放されます。
特定のボス戦前に彼女と会話するタイミングがあり、戦闘時に助力を望むかの選択肢が表示されます。「いいえ」と回答した場合は、通常どおり悔悟者ひとりで戦いを行うことになり、「はい」と回答した場合は戦闘中に一度だけ彼女の槍でボスにダメージを与えることができます。
なお、彼女のサブクエストは、彼女の語る物語を聞き届けたうえで、その助力を望む(「はい」と回答する)選択をしなければいわゆるバッドエンドとなるので注意が必要です。
加えて、「対なる双月」の宿敵との決戦直前に、イェルマの槍を聖別するためのクエストアイテム(「永遠の聖別をもたらす油」)を彼女に渡す必要があります。このアイテムは「掲揚されし教会堂」にありますが、取得するためには「智天使の加護」の聖遺物(能力)が必要となっています。「対なる双月」のボス部屋の入口を解放してしまうと彼女にアイテムを渡すことができないため、取得&渡すタイミングには注意しましょう。
サブクエを完了した場合には「無慈悲な茨のセヘル」の詩節が入手でき、バッドエンドの場合には「彫り刻まれたメダル」のロザリオの珠が入手できます。ちなみに、取得できなかった方のアイテムは、「寂れた中庭」にいる「カスト」から購入できるようになるため、アイテムコンプリート上は問題はありません。
元ネタ・関連情報
『ブラスフェマス2・アートブック』によると、イェルマのインスピレーション元はアンダルシアの詩人・劇作家であるフェデリコ・ガルシア・ロルカの三大悲劇のひとつ『イェルマ』というキャラと同名の戯曲作品です。
『イェルマ』は、主人公の女性イェルマの夫婦生活の危機を巡る悲劇的な物語です。子宝を望むが恵まれず悩むイェルマと、子作りにはあまり積極的に協力はしない夫とのすれ違いが描かれます。邦訳では、『イェルマ』と他の三大悲劇『血の婚礼』、『ベルナルダ・アルバの家』が収録された岩波文庫版が出版されています。
ちなみに、『ベルナルダ・アルバの家』の主役であるベルナルダは、ブラスフェマス2の「哀悼の未亡人」の元ネタでもあります。ブラスフェマス2は、ガルシア・ロルカの作に大いにインスピレーションを得ていると言えるでしょう。
また、前作ブラスフェマスには、ボス戦中に悔悟者をサポートしてくれるキャラクターとして「ヴィリディアナ」がいました。イェルマがボスへのダメージを与える攻撃的な支援をしてくれた一方、ヴィリディアナは悔悟者の体力が減ると回復してくれるサポートキャラでした。イェルマは助力を頼んだほうが良いエンディングを迎えられるのに対し、ヴィリディアナは助力を願うと徐々に老いていき最終的に力尽きてしまうので、その点でも対照的なキャラクターです。
登場マップ
関連キャラ
- 美麗なる聖女 スゾナ…イェルマの因縁の宿敵。「対なる双月」のボス。
- 哀悼の未亡人…元ネタがガルシア・ロルカ作の三大悲劇である点が共通している。
- ヴィリディアナ(ブラスフェマス)…前作でボス戦の助力をしてくれたNPC。こちらはボス戦中に削られた悔悟者の体力を回復してくれた。
それではいつかまた、夢の向こう岸で……
0 件のコメント:
コメントを投稿