ブラスフェマスのキャラクターNPC「ヴィリディアナ」の解説ページです。登場マップや選択肢の分岐、キャラクターの元ネタ解説など関連情報を掲載しているので、ゲーム世界を楽しむ参考にしてください。
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「言葉紡がぬ悔悟者よ 次の責務にて私の助けを欲しますか?」 |
キャラクター名
ヴィリディアナ
Viridiana
概要
「祝福の地」より、悔悟者を見守る使命を受け遣わされた女性。悔悟者が望めば、ボス戦で悔悟者の体力を一度だけ回復してくれるサポートNPCです。
ボス部屋の前の部屋に現れ、話しかけると助力を求めるか否かを尋ねてきます。
「拒否する」を選んだ場合は、そのまま悔悟者一人でボス戦へ挑むこととなります。なお、ヴィリディアナはその場に残ってくれるので、気が変わった際には再度会話し、「同意する」を選択することも可能です。
「同意する」を選択すると、次のボス戦でヴィリディアナのサポートを受けることができます。なお、同意する場合には、ヴィリディアナが戦闘準備のためにその場から離脱してしまうため、そのボス戦では後から「拒否する」選択へ変えることはできません。
ヴィリディアナは、助力を求めたボス戦で、一度だけ悔悟者の体力を一定値回復してくれます。回復は、悔悟者の体力がおよそ半分以上削れたタイミングで行われます。瞬時に回復してくれるわけではないのと、一度だけである点も考慮すると、ヴィリディアナのサポートがボス戦攻略の成否に関わるほど重要というわけではありません。初心者のプレイヤーが、少しでもボス戦攻略の成功率を上げるためにサポートを望むのは良いでしょうが、過度な期待は禁物でしょう。
ヴィリディアナは、悔悟者をボス戦でサポートするたびに、代償として老化していきます。最終的には力尽きて死亡しまうため、ヴィリディアナのサポートを受けられるのは最大3回までとなっています。
また、ヴィリディアナが生存している場合でも、キルセ、クリサンタ、エスクリバー戦では彼女のサポートを受けることはできません。ちなみにDLC追加ボスであるアマネシダ、イシドラ、シェルペス戦においてもヴィリディアナのサポートは受けることができません。
ヴィリディアナのサポートを計3回受けると、彼女から祈詞「安息の地のサラバンド」が贈られます。一方、ヴィリディアナからのサポートを3回未満に抑えた場合には、ラスボス戦直前に「教皇の回廊」にて祈詞「安息の地のサラバンド」を贈られます。性能的には必須級というわけではないので、この祈詞の取得を目的にヴィリディアナのサポートを積極的に消化する必要はないと思われます。
元ネタ解説
『ブラスフェマス・アートブック』によると、ヴィリディアナのキャラクター名は、ルイス・ブニュエル監督が手掛けた同名の『ヴィリディアナ』(Viridiana,1961)という映画作品から名付けられています。映画の主人公はヴィリディアナという女性で、カトリックの修道院に入り修道女となることを誓っています。
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映画でヴィリディアナを演じたシルヴィア・ピナル |
しかし彼女が貞潔の誓いを立てたり、乞食たちに施しを与えるなどの敬虔な善行をしても、周囲との関係から必ずしも幸福な結果をもたらすことはないという、皮肉な展開が待っています。作品としてはカンヌ映画祭に出品されパルム・ドールを受賞するなど高い評価を獲得していますが、同時に内容が「冒涜的」だというヴァチカンからの批判を受けて、スペインでは10数年ほど公式上映が停止されるなどの憂き目にもあっています。
上記のトレーラームービーを見てみると、『最後の晩餐』の場面を乞食たちが揶揄したシーンなどが描かれているようなので、敬虔なカトリックから見ると些か度が過ぎたように受け止められたのかもしれません。
また、コンセプト・アーティストのコメントによると、ヴィリディアナのマントのデザインはプラタナスの黄金の葉とオレンジの花をイメージして描かれているそうです。プラタナスとオレンジはセビリアでもポピュラーな植物で、秋になるとセビリアの通りは黄金色の落葉で覆われるとのこと。
悔悟者に力を貸したヴィリディアナが力尽きた後、彼女の遺体の周囲に枯れ葉が舞い散っているのは、こうした背景があるのでしょう。
登場マップ
関連キャラ
- 拘束の苦悶 クリサンタ…真エンドルートでボス戦中に悔悟者のガードサポートをしてくれる。
- アヌンシアダ(ブラスフェマス2)…次作で悔悟者を導くために遣わされたNPC。「聖なるもののすべての起源にして座である天高き山脈」とはヴィリディアナの出自「祝福の地」と同じか?
- イェルマ(ブラスフェマス2)…次作でボス戦中にサポートしてくれるNPC。こちらはボス敵に一度だけ一定ダメージを与えてくれる。
それではいつかまた、夢の向こう岸で……
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